Baseusの20W USB充電器とUSB-CケーブルとLightningケーブルを買ってみた
背景
普段遣いのスマホとしてiPhone 11Proを使用しているのだが、急速充電に対応した充電器がApple純正のものしかなく、コンパクトなものが欲しくなったのでケーブルと一緒に購入することにした。今回購入したものは下記の通り。

Baseus Super Si Pro QUICK CHARGER 20W
コンパクトなUSB充電器といえばAnker製のものが定番であり、Amazon等で気軽に手に入ることから一般的にはおすすめといえるだろう。特にGaNトランジスタを使用したAnker Nano Ⅱシリーズは識者による分解レビューもYoutubeにあがっており内部構造は信頼できそうである。
だがAmazonのセール期間中でもないタイミングで購入するのも面白くないし、ちょうどアリエクが独身の日セールを実施していたので、中華製の充電器を購入することにした。調べてみると聞いたことのないメーカが星の数ほどあったのだが、その中からBaseusというメーカのものを購入することに決定。
AmazonでもGaNトランジスタ採用の100Wアダプタ等を販売しておりそこまで怪しいメーカでもなさそうだったのが決め手だ。
今回はiPhoneの充電のみに使用することを想定し20Wのものを選択した。Beseus Super Si Pro QUICK CHARGER 20Wという製品名で価格は独身の日セールで1306円であった。なお購入する際はUSプラグを選択しないと日本のコンセントに刺さらないので注意が必要だ。
AmazonでAnker PowerPort III Nano 20Wが1780円で購入可能であり、配送のリスクを考えるとコストパフォーマンスは微妙なところだ。Ankerのものはコンセント端子が折り畳めないのでその点はBaseusに利があるかもしれない。
パッケージの外観はなかなか洗練されたデザインで結構かっこいい。中身を取り出してみるとシンプルにアダプタと取り扱い説明書、そして中華製品特有のなぞのおまけ(シール)が入っていた。キャラが意外とかわいい。放射性物質のマークがついたものを持ってるのがなんだか物騒だが。。。



肝心のACアダプタ本体はシンプルにUSB-C端子が1つとインジケータのLEDが1つのみ。20W SUPER Siとでかでかと定格出力が書かれているが、中華製の充電器はこれがスタンダードなのだろうか。昭和の車の「TURBO」や腕時計の「WATER RESIST」表記に通じる味わい深さがある。


説明書の仕様を見てみると5V 3Aの15W出力と9V 2.22Vの20W出力に対応しているとの表記。試しにMacbook 2017に接続してみたがきちんと20W充電可能なアダプタと認識されており問題なく使用可能なようだ。なおインジケータは白LEDで機器が接続されていなくても点灯しっぱなしであった。通電していないときもLEDが消えないのは少し気になる。


Baseus Display Fast Charging DATA CABLE Type-C to iP
ACアダプタのみでは面白くないので、せっかくならとLightning-USB TypeCケーブルも合わせて購入してみた。USB PD 20Wまで対応ということでiPhoneの急速充電が可能なものだ。このケーブルは、7セグのLEDが端子に埋め込まれており、充電時の供給電力が計測できる点が最大の特徴となっている。こちらも独身の日セールで購入し、1132円であった。
パッケージデザインはACアダプタと共通の色使いとなっており統一感がある。MFi認証についての表記が特に見当たらないのが少し気になる。今後のiOSアップデートで充電不可になる可能性もある点は注意が必要かもしれない。


ケーブル自体を見てみると保護メッシュの質感が非常によく、端子も高級感がある。ケーブルを束ねるマジックテープバンド、計測機能付で約1100円はかなりいい買い物だと思う。おすすめである。ちなみに色はダークグリーン。

手元にあったiPadに接続してみたところ、正常に充電が開始された。このときは電池残量約60%ほどで10Wで充電されていたようだ。数値はリアルタイムで変動し、充電しながら使用していると負荷がかかったタイミングで供給電力が増減し、見ていて面白い。7セグLED表示は写真ではホワイトバランスの影響で緑っぽく見えるが実際は青である。

また、iPhone 11ProとMacbookを接続してみたところ端末を認識していたことから、純正ケーブル同様に、電源供給だけでなくデータ通信も可能なようだ。
Baseus Display Fast Charging DATA CABLE Type-C to Typr-C 100W
こちらは両方の端子ともUSB-Cのケーブルだ。Macbook等のノートPCの充電用として購入。供給可能電力が100Wとなっており通常のUSB PD対応のノートPCであれば問題なく使用可能なスペックとなっている。なお価格は独身の日セールで1189円であった。
こちらはMFi認証を気にしなくて良いので長く使えそうだ。
パッケージ、ケーブルの外観は前述のLightningケーブル同様の見た目で高級感がありいい感じである。ちなみに色はブラック。



Macbookに接続したところ通常使用であれば5~10Wくらいの電力供給で動作していることが確認できた。なお、左側のポートに接続すると表示が逆になってしまいちょっと見栄えが悪い。

結論
今回はBaseus製のACアダプタとケーブルを購入してみた。ACアダプタについては特に可もなく不可もなくという感じで、価格的にメリットもないことから物好きにしかおすすめできなさそうだ。ケーブルについては、総じて質感がよく計測機能もついているのでガジェット好きにはたまらない。この価格で購入できるならかなりおすすめなので、アリエクを利用できる方は機会があれば購入してみるのもいいかもしれない。


